りんごせいじんの歴史&設定
きっかけ・・・漫画を描き始めたきっかけは、友達が「ゴエモン」の漫画を描いていたことからだった。真似をして「オバリオン」だか「オバリヨン」だかというお化けの漫画を描きだす。りんごせいじんは球体の顔(兼体)に棒の手足だが、このキャラは球体の顔(兼体)に「カービー」のような手足。さらにはメガネっぽいものをかけていた(水木しげるの妖怪図鑑に載っているかも)。
誕生・・・小2のとき、友人に「ロックマン描いて」と言われ描く。まったく違う形をしていたが、それはそれで良かったので、ほぼデザインを変えることなく描かれることになる。
この時点では「りんご星人(ひらがなもあり、どっちが正しいかは不明)」としか決まっておらず、キャラだけが存在した。
漫画になる・・・「りんごせいじん」の第一作は「りんごせいじんの大冒険」という安直なネーミングだった。しかし友人のノートに描いてしまったため、オリジナルのノートは行方不明である。この「りんごせいじんの大冒険」は、後に4回、描きなおされることになる。内容のほうも単純で、旅をしながら強くなってゆく、というもの。ちなみに細かな設定はこのとき完成した。下はその概要。
りんごせいじん・・・本名リンゴ。年齢は5歳。家族構成は4人らしく、母はミズ、父はリュウ、兄はケンらしい(当時大流行したスト2からパクったものだと思われる)。ちなみに劇中では兄が登場するが、この名前で呼ばれたことは無い。父の登場は一切無し。
伝説のマント・・・旅立ってから戦った1人目の相手がなぜか持っていたマント。皮膚に直付けらしい。空を飛べる。伝説のアイテムの一つ。今でも現役で装備中。
伝説の剣・・・2人目に倒した相手が持っていた剣。背中に直接収納されるらしい。大冒険の劇中では数回使用されるが、他のストーリーではめったに出てこない。伝説のアイテムの一つ。
伝説のカード・・・3人目の敵が持っていたカード。力を得るために謎の仏像に出会うが、そのときに一回だけ使用され、大冒険劇中では序盤の登場だけとなった。伝説のアイテムの一つ。
おんドンダー・・・りんごせいじんの必殺技。波動のようなものを両手から放つが、爆発はせず、相手に命中すると、小型のりんごせいじんが湧き出て、相手を殺す。カタカナで表記されることもあるが、おそらくこれが正しい。大冒険劇中でも、他のストーリーでも常に必殺技として使用。しかし、小型のりんごせいじんが出てくるのは初期のものだけで、その後のストーリーでは普通の波動になってしまった。
スーパーりんごせいじん・・・スーパーサイヤ人からのパクリ。眉毛(通常は無い)と、頭から生える棒の先の球体が変化する。
本編が始動・・・大冒険を描きあげた後、すぐに2話らしきものが始まる。その後もストーリーは続き(長いものや短いものなど多数だが、基本が冒険から格闘になった)、全てあわせると60〜70冊のノートになった。本編以外にもサイドストーリーがあり、生まれたばかりのりんごせいじんが活躍する話や、兄の話、さらに5cm程度の小さな本も作った。いずれもなぜか定価が記されていた(売った記憶は無い)。
新たなる設定・・・小3〜4のときに描いたりんごせいじんには、新たな設定も生まれていた。下はその概要。
スーパーりんご人・・・名前が変わっているだけで、スーパーりんごせいじんとの変化は無い。
スーパーりんごせいじん2・・・名前が記されていないので2としておく。スーパーりんごせいじんに角が生えている。このころから数話のみダークヒーロー化する。
スーパーりんごせいじん3・・・額にヘキサグラム、キバが生え、腕にもバルログのようなクローが生えている。さらに両肩に角、頭の先の球体には謎の文字があり、球体自体も燃えている。目つきはかなり悪いが、スーパーサイヤ人のような眉毛は健在。ただ、描くのが面倒だったのか、数話のみの登場となった。
兄貴の役どころ・・・基本的にやられ役(別名ピッコロ)で、しかも何度も死んでいる。しかし次のストーリーでは何事も無かったように登場。そしてやられる。一体何度死んでいるのだろう。
転校後、りんごせいじんは姿を消す。・・・小5にあがるとき転校し、そのころからりんごせいじんは姿を消した。ノートには意味不明な漫画と恐竜だけ並ぶ。
小6・・・短編的な意味不明漫画がまだ続く。NHKネタが多いのは陰謀か。
そして中1へ・・・漫画は小6当時から変わっていないが、りんごせいじんがなぜか復活。実はリアルりんごせいじんの前に、4回目のリニューアルとなる「りんごせいじんの大冒険」が描かれている。「魔界村」とサブタイトルがつけられたこの漫画は、実に渋いラストを迎える。
リアルりんごせいじん・・・とうとう後に説明する「高校教師!」のきっかけとなる、リアルりんごせいじんが始まる。1ページごとに絵が描かれており、セリフやコマは無い。かなり細かく描かれていたため、面倒だったのか4話で終了。しかし「第1部完」とされており、続きを描くつもりだったようだ。が、挫折したのか第2部は歌集になっている。
幻の北斗・・・リアルりんごせいじん終了後、実はもう1つの隠れた漫画があった。内容、絵柄は完全に北斗の拳で、濃い鉛筆でその絵柄を表現していた(勿論体は無く、顔にやけにリアルな手足が生えている)。リアルりんごせいじん、そして題名不明のこの漫画が無ければ「高校教師!」は生まれていなかった。しかし残念ながらノートを紛失。文字通り幻となった。
高校教師!始まる・・・中2のときに始まった高校教師!は非常に自分に対する影響力の強い漫画だった。初期の絵柄は昔のままのりんごせいじんなのだが、なぜか突然北斗系に変化するというものだった(これは4回目のリニューアルのりんごせいじんの大冒険で、突然リアルになるというコマがあることが影響していると思われる。北斗に関しては言わずもがな)。設定資料のようなものも数多く残されている。それを見る限りではかなりの長編を描くつもりだったらしい。中2〜中3にかけて描いていたのだが、描くスピードが遅く、絵柄もコロコロ変わっていた。さらに中2の中期に「新世紀エヴァンゲリオン」のビデオを全巻購入したことにより、影響を受けまくっている。ただ、基本的なことは変わっていなかったので、大まかなストーリーは出来ていたと思われる。しかし後半はなぜかドッヂボール対決をしており、結局未完成で終了。4巻(ノート4冊)での終了となった。
基本形は完成・・・これで僕の絵、漫画の基本形が完成した(かもしれない)。りんごせいじんとは長い付き合いで、非常に愛着があり、また、幼少のころを潤してくれた感謝すべきキャラクターである。おそらくこれからも続くことであろう。
最後に:実話ですが、かっこつけてます。
おまけ・・・その他の漫画。
リアルアンパンマン・・・「高校教師!」4巻の巻末に描かれた怪しげな漫画。中3後期だと思われる。
地獄伝説・・・6ページで終了したやる気の感じられない漫画。「高校教師!」1巻の最初のページから始まっている。